高血圧はサイレントキラーと呼ばれ少し高いくらいでは特に症状はありません。

逆に症状が出た場合は、危険なくらい血圧が上がっていると考えるべきでしょう。

そんな高血圧を予防するべき理由は高血圧がさまざまな重篤な病気をひきおこす原因になるからです。

高血圧の数値

●理想
収縮期血圧:120未満
拡張期血圧: 80未満

●正常
収縮期血圧:130~139
拡張期血圧:85~89

●B判定レベル
収縮期血圧:140~159
拡張期血圧:90~99

●D判定レベル
収縮期血圧:160~179
拡張期血圧:100~109

●至急病院へ!

収縮期血圧:180以上
拡張期血圧:110以上

血管の血栓予防に血液検査は重要

血管の状態を知ることは血栓予防に繋がります。
柔軟性がなく硬い状態の血管には、血栓ができやすくためです。
それが心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす原因になるのです。
そうならない為にも、血液検査で血管の状態を把握しておきましょう。
血液検査の総コレステロール、LDLコレステロール、血糖、中性脂肪、ヘモグロビンそれぞれの値が血管の状態を意味しています。
これらの値が正常範囲を超えていると血管の状態が悪く、血栓ができるリスクが高いですので、早めの対策が必要になります。

高血圧と脈拍

血圧と脈拍は、自分自身の健康を知るバロメータになります。
血圧とは、全身に血液を送る際にかかる圧力のことで、その時に起きる波動が脈拍です。
ということは、血圧が上がると脈拍数も増える。
そう考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。
何かしらの原因で血流が悪くなった時、強い圧力をかけて血液を送り出そうとします。
血圧が高い状態です。
しかし体は、体の心拍出量を一定に保とうとするため、脈拍数を減らすのです。
このように、血圧の状態によって脈拍数は変化し、体の健康を守っています。

クリニックでの検査

高血圧の治療でクリニックに行った場合の一般的な検査は、スクリーニング検査です。
主な検査項目は問診から始まり、血圧測定、血液検査、尿検査、心電図検査、胸部レントゲン検査などを行っていきます。
血圧測定に至っては、手だけでなく、脚でも測定を行い、また寝ころんだ状態や座った状態、立った状態など、色んなパターンでより詳しく調べていきます。
これらの検査で高血圧の疑いがあれば、その結果に応じてさらに掘り下げた検査を行っていきます。

高血圧症の治療法

高血圧治療でまず行うことは、生活習慣の見直しと薬物療法です。
塩分、脂質を控え、野菜や果物を積極的に摂取する食生活に改善していきます。
肥満の人は減少し、運動習慣を身につけていきます。
アルコールの摂取の制限もありますし、喫煙者に関しては禁煙を進めていきます。
軽度であればこれら生活習慣の見直しだけで高血圧を改善できますが、中度以上であったり、生活習慣だけでは改善が見られない場合などは、合わせて薬物療法もおこなっていきます。

高血圧の治療薬・降圧剤ノルバスク

高血圧患者の多くが服用している降圧剤がノルバスクです。
狭心症の薬としても用いられています。
確実な降圧力と、一日を通してしっかりと効果が続くという優れた持続性で、高い評価のある薬です。
しかし即効性がないため、すぐに血圧を下げたい場合などには向いていません。
副作用は火照りやふらつき、頭痛、動悸などがあげられますが、とくに重い副作用はなく、安全性の高い薬ですので、高血圧治療薬の第一選択肢として用いられています。

サイレントキラー高血圧の合併症

高血圧だからと言って強い痛みや苦しさがないため、高血圧を気にしつつも放置している方は多くいます。
しかし、高血圧の怖さは、高血圧だからと言って明確な症状がないところ、その安心感が合併症という重篤な病をもたらすこと原因になります。

血糖値が高い

血糖値が高い状態とは、血液中にブドウ糖が多く存在している状態のことで、血液はドロドロしています。
血流が悪くなるなり、血液を全身に送り出される際に血管に強い圧力が必要になるため、血圧が高くなってしまうのです。
また、血糖値が高いとインスリンの分泌が促進されます。
血液中のインスリン濃度が高くなると血管を狭くさせる作用が働き、その結果血圧が上昇されてしまうのです。

コレステロール値が高い

コレステロール値が高いと、さまざまな病気を引き起こす原因となります。
その一つが高血圧です。
コレステロールが血液中に増加すると、それが血管壁にこびりつき、血管が細くなってしまいます。
その部分に血液を送り出すためには、どうしても強い圧力が必要になってしまい、血圧上昇を引き起こすのです。
またコレステロールの多い血液は、ドロドロした状態です。
この流れにくい血液も血流を悪くさせる原因となり、高血圧に繋がります。

狭心症・心不全

高血圧が引き金になって発症する病気に狭心症と心不全が挙げられます。
高血圧の状態が続くということは、常に血管に強い圧力がかかっているということです。
血管の内側には障害が起こり、動脈瘤が成形されてしまいます。
また、強い圧力に抵抗する働きで、血管壁の厚さが増してきます。
これらが血管を細くさせる原因となり血流を悪化させてしまうのです。
血液が届きにくくなり、生じる胸の痛みや圧迫感が狭心症の症状です。
また高血圧の状態が続いた心臓の機能は低下し、心不全のリスクを高めてしまうのです。

痛風

風が吹いただけでも痛むほどの激痛に悩まされる痛風も高血圧の原因となります。
血液中の尿酸が増加した状態が痛風です。
血液中の不要物である尿酸が増加すると結晶を作ってしまい、血液の流れを悪くさせてしまいます。
これが血圧を上昇させる原因となるのです。
また痛風は腎機能低下を引き起こします。
そうなれば、ナトリウムの排出が正常に行えません。
高血圧の大敵であるナトリウム量が増加することも、血圧上昇のリスクを高めてしまいます。

糖尿病

糖尿病を患者さんは、そうでない人と比べ、約2倍の確率で高血圧になりやすいと言われています。
糖尿病になると血液中のブドウ糖の量が増加し、血管壁に付着してしまいます。
これが原因で血流が悪くなってしまい、血圧上昇を引き起こしてしまうのです。
また、ブドウ糖の増加により血中濃度が高くなってしまいます。
これを薄めようと、水分を取り込むために血液の量が増加します。
多くの血液を送り出そうと、更に強い圧力が必要となり、血圧上昇を招いてしまうのです。

脳卒中・脳梗塞・脳出血・くも膜下出血

脳の血管が詰まって起こる脳梗塞、脳の血管が破れて起こる脳出血とくも膜下出血、これらを合わせて脳卒中といいます。
日本人の死因上位に入るほど危険な病気である脳卒中。
これを引き起こす原因として高血圧が挙げられます。
血圧が高いということは、血管には常に強い圧力がかかった状態です。
脳の血管でも同じ状態が起こり、ある日突然、その血管が詰まったり、破れたりしては脳卒中を発症させるのです。
血圧が高ければ高いほど、脳卒中を発症させるリスクがあがりますので、高血圧の治療は軽度のうちから始めましょう。

高血圧の原因

肥満

肥満はさまざまな病気を引き起こす原因になりますが、その一つが高血圧です。
その理由は、肥満による内臓脂肪過多が原因です。
内臓脂肪が多いと、循環する血液量が増えてしまい、心臓から血液を送り出す時にかかる大きな圧力が必要となります。
そして、血液状態もドロドロのため、末梢神経など細い血管を通るときには、さらに大きな圧力がかかり、血圧の上昇につながるのです。
また、肥満になると大量のインスリンが分泌されますが、このインスリンは交感神経が緊張させる作用があり、血圧上昇を引き起こす原因となってしまいます。

妊娠・産後

妊娠中に気をつけておかなければならない病気に妊娠中高血圧が挙げられます。
妊娠中毒症の一つであり、重症化すると胎児の発育にも悪影響を及ぼす怖い病気です。
原因は明らかになっておりませんが、上昇した血圧も出産後には自然に落ち着いてきます。
しかし、中にはその後も高血圧状態が維持されることもあり産後高血圧と呼ばれています。
原因として考えられるのは、妊娠中高血圧の症状が重かったため回復が遅れている、育児疲れや睡眠不足による自律神経の乱れ、またはもともと高血圧の体質であったなどです。

高齢者

“高齢になると、病気のリスクが高くなります。
高血圧の発症率も上がり、65歳以上の3人に1人は高血圧を患っていると言われています。
これは加齢に伴う血管の老化が原因だと考えられます。
健康な血管は、柔軟性がありますが、血管が老化すると硬くなり動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化によって血流が悪くなるため、血液を送り出す際は強い圧力が必要となって血圧が上昇するのです。
血圧には収縮期血圧と拡張期血圧がありますが、高齢者の高血圧は収縮期血圧、一般的に呼ばれる上の血圧が高くなるという特徴があります。

更年期

閉経前後5年ほどの時期を更年期と呼ばれ、心身ともにさまざまな不調が訪れます。
主な症状の一つに高血圧も挙げられます。
この時期は女性ホルモンの分泌が低下し、それに伴い自律神経のバランスも乱れてしまいます。
自律神経は血圧をコントロールするという働きがあるため、バランスが乱れることで血圧の変動を招き、高血圧の原因となるのです。
今までは低血圧だった方も安心はできません。
更年期になると高血圧になるリスクはあがりますので、定期的に血圧測定を行い、きちんと把握することが大事です。

ストレス

高血圧の原因は肉体的要因と精神的要因の二つがありますが、精神的要因の多くがストレスによるものです。
ストレスは血圧に影響を及ぼしてしまいます。
というのもストレスを抱えると、交感神経が活性化されます。
そして興奮物質である分泌され心拍数が増加します。
また血管を収縮させる作用のあるノルアドレナリンも分泌され、血液の流れが悪くなってしまいます。
心拍数の増加と血流の悪化が血圧を上昇させる要因となり、ストレスが高血圧のリスクを高めてしまうのです。

遺伝

高血圧になる要因はさまざまありますが、遺伝もその一つです。
ある調査では、両親ともに高血圧であった場合、子供は2分の1の確率で高血圧になる。
そして、どちらかの親が高血圧で合った場合、子供は3分の1の確率で高血圧になるという結果があります。
これは遺伝因子だけの問題ではなく、家族は同じような生活習慣を送っているために、親が高血圧であれば子供もなりやすいという側面もあるようです。
ですので、家族の中に高血圧の方がいる場合は、自分も高血圧のリスクがあることを意識した生活を送ることが大切です。

塩分と塩分成分

食生活の乱れは高血圧の原因となります。
特に気をつけたいのが塩分の摂りすぎです。
日本人の一日当たりの塩分摂取目豊量は成人男性が9g未満、成人女性が7.5g未満です。
塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウム濃度が高まります。
そこで体は、濃度を薄めようと血液内に水分を取り込み、血液量が増えることで血圧が上昇するのです。
塩でも血圧上昇の原因となるのは、精製塩という科学的製法でつくられたものです。
天然の塩であれば、ミネラルやマグネシウムなど体に必要な成分が含まれておりますので、ある程度摂取しても問題はありません。
高血圧予防のためには、塩分量だけではなく、天然の塩を摂取することを意識しましょう。

タバコ喫煙

タバコは百害あって一利なしと言われるほど、有害物質の塊です。
特に毒性の高い物質がニコチンです。
ニコチンの中毒性や覚醒作用はよく知られていますが、血圧を上昇させる作用もあります。
これはアドレナリンやノルアドレナリン、コルチゾールなど血管を収縮させる働きのあるホルモンの分泌を、ニコチンが促進させてしまうことが原因です。
またタバコに含まれる一酸化炭素により、体は一時的な酸欠状態になります。
これが血液の流れを悪くする要因となり、心臓は強い圧力が必要となって血圧の上昇を招いてしまうのです。

お酒の量・アルコール種類・飲酒の危険性

適量であれば良い効果をもたらすアルコールですが、飲みすぎは高血圧の原因になります。
適量は一日平均20g、ビールであれば中ビン1本、日本酒であれば1合、ワインであれば2杯程度です。
過剰摂取すると、交感神経を活発にさせる作用や血管を収縮させる作用が働き、血圧上昇を招いてしまうのです。
高血圧になりやすいお酒の種類というものは特にありませんが、ビールを飲むとついつい塩っ辛いおつまみを欲してしまいがちです。
ビールに含まれているナトリウム量は非常に少ないため、血液中のナトリウム濃度が低下します。
それを補うために高血圧の原因となる塩っ辛いおつまみがほしくなるのです。
そういう意味では高血圧予防のためにビールは避けたいアルコールと言えるのかもしれません。

緊張

緊張状態が続くことは、血圧の上昇を引き起こす要因となります。
というのも緊張しているときは、交感神経の働きが活発になるためです。
交感神経には心拍数を増やし血圧を上げる作用があります。
それにより緊張すると心臓がドキドキしますし、心臓の収縮力が強くなるため血圧が上昇するのです。
こういった緊張状態を緩和させるには、深呼吸を行うことです。
深呼吸を行うと、交感神経の働きが落ち着き、心拍数が落ち着くとともに血圧の上昇も抑えられます。

性格

高血圧になりやすい性格というものがあります。
几帳面で完璧主義の人は、のんびり屋でおおらかな人に比べ、ストレスを抱えがちになってしまいます。
このストレスが血圧を上昇させる原因となるのです。
そのほか、短気や負けず嫌い、こだわりが強いなどがストレスを抱えやすい性格と言えますので、血圧上昇には注意が必要です。
また怒りっぽい人も興奮に伴い、急激な血圧上昇を引き起こしやすく、心筋梗塞や脳梗塞などの引き金にも成りかねません。
性格を変えることは難しいかもしれませんが、考え方をちょっとだけ変えてみてください。
ストレスが軽減され、高血圧のリスク軽減にもつながります。

高血圧に効果的なサプリ

高血圧に効果的なお茶・そば茶

日本人が日常的に飲むお茶には高血圧予防効果があります。
特におすすめなのが、そば茶です。
そば茶に含まれているルチンに血管の弾力性を強化させる作用があります。
弾力性を失った血管は血流が悪くなり、血液を送り出す際に強い圧力が必要となり血圧が上昇しやすくなります。
弾力性を取り戻すことで、血流が良くなり、高血圧予防につながります。
また、またルチンには血液の異物を処理する働きがありますので、ドロドロした血液から流れやすい状態の血液になり、血圧上昇を抑えることになります。

高血圧に効果的な漢方

漢方は、西洋医学と違い自然治癒力を高めるという考え方の元、症状を緩和させていきます。
そのため高血圧に対しても、血流が滞って起こる症状と考えられています。
処方される薬も、降圧剤のような数値を下げる薬とは違い、血液をサラサラにさせる効果や血管を強くさせる効果など、高血圧の元となる原因に直接働きかけ、結果的に血圧を下げるという漢方薬を処方していきます。
その人の体質により処方される漢方薬も違ってきますが、釣藤散(ちゅうとうさん)や黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などが効果的です。

積極的にとりたい食事

オリーブオイルを使った献立

血圧を下げる効果のあるオリーブオイル。
毎日の食事に摂り入れたいですよね。
美味しくて簡単に作れるマリネは、お勧めのレシピです。
オリーブオイルと酢を各大さじ1、砂糖を小さじ2、塩こしょうを少々、これを混ぜ合わせてマリネ液を作ります。
これに野菜を漬け込み、冷蔵庫で冷やしてください。
つけ込む野菜は何でも構いませんが、抗酸化作用のあるミニトマトや血液サラサラ成分のある赤玉ねぎなどを使うと、さらに高血圧予防につながります。

お酢・黒酢・クエン酸

高血圧が気になる方におすすめの食材はお酢です。
お酢に含まれている酢酸には血液をサラサラにさせる作用があり、アミノ酸には血管を拡張させる作用があります。
これらの作用で血液の循環が良くなり、血圧の上昇を抑えてくれます。
特に黒酢には他の酢よりもアミノ酸が豊富に含まれていますので、おすすめです。
またクエン酸もお酢と同じ効果が期待できますので、レモンなどの柑橘類を意識して摂取するとよいでしょう。
ただし、クエン酸を多く含む梅干は塩分が気になりますので、食べすぎには注意が必要です。

カリウムの多い野菜

高血圧に大敵なのが塩分です。
そして、その塩分を効率よく排出してくれる成分がカリウムです。
塩分であるナトリウムはカリウムと一緒に尿として排出されます。
よってカリウムを十分に摂取すると、ナトリウムの排出を促し、高血圧予防につながるのです。
カリウムの多い野菜は、ほうれん草、たけのこ、ケール、じゃがいも、さつまいもなどです。
とくにほうれん草には豊富にカリウムが含まれています。
しかしカリウムは水分に溶け出す性質がありますので、洗うときは手早く、ゆで時間はなるべく短くするなど工夫しましょう。

カフェインの多いコーヒー

カフェインを含むコーヒーは、高血圧にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
以前は、カフェインに血圧を上昇させる作用があると考えられていたため、コーヒーは高血圧を引き起こす飲み物だと言われていました。
しかし近年の研究で、コーヒーに血圧を下げる作用があることが分かったのです。
これはコーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分が関係しているようです。
クロロゲン酸は抗酸化作用のあるポリフェノールの一種で、血管の老化を抑制し血液の循環を整えてくれます。
これがコーヒーには高血圧予防効果があると言われはじめた理由なのです。

玉ねぎ

高血圧対策に効果のある食材といえば玉ねぎです。
これは玉ねぎに含まれている硫化アリルに血液の中の脂質を減らす作用があるためです。
この作用により血液はサラサラ、血流改善が高血圧予防につながるのです。
しかし、硫化アリルは熱に弱く、水に溶けやすいという性質があります。
生で食べることで効果を最大限に得ることができます。
加熱する場合はすぐ調理するよりも、切ってから30分から1時間ほど置いた後に調理する方が、成分を残すことができます。”

ポリフェノールの多いココア・チョコレート

甘くて糖分が多いというイメージのココアやチョコレートには高血圧を予防する作用があります。
それはココアやチョコレートの原料であるカカオに含まれているポリフェノールのおかげです。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血管の老化を防いでくれたり、血管を拡張させる働きがあります。
これが血流改善につながり、血圧上昇を防いでくれるのです。
ただしミルクココアやミルクチョコレートにはポリフェノールの含有量は少ないうえ、糖分が多く含まれていますのでおすすめできません。
ココアであれば純ココア、チョコレートであればカカオ含有量70%以上のものを選ぶようにしましょう。

果物

果物の中にも高血圧予防につながるものがあります。
それはバナナとりんごです。
バナナに含まれているカリウムには高血圧の原因となる塩分を排出させる作用があります。
りんごには、カリウムだけでなく、抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれています。
抗酸化作用により血管の老化を防ぎ血流を改善させ、血圧の上昇を防ぎます。
年間通して手に入りやすいりんごとバナナ、高血圧が気になる方は食後のデザートにいかがでしょうか。

くるみナッツ

脂肪分の多い食材として知られているナッツ類ですが、実は血圧を下げる成分が含まれている為、高血圧予防に効果的な食材なのです。
特にくるみはおすすめです。
くるみにはα―リノレン酸が豊富に含まれています。
α―リノレン酸は、血液ドロドロの原因となる悪玉コレステロールを減らす作用があるため、摂取することで血液がサラサラになります。
その結果、血流が改善され血圧上昇を防いでくれるのです。
1日5~7粒を目安に摂取しましょう。
食べ過ぎると、脂肪分過多で体重増加や肌荒れの原因となりますので注意してください。

水分

人間の体の約60%は水分からできており、水分補給は体にとって必要不可欠なことです。
その水分が不足してしまうと、高血圧になる危険性が高まります。
というのも、血液の濃度が濃くなりドロドロ状態になるからです。
ドロドロの血液は血流が悪くなり、全身に送り出す際、強い圧力が必要になるのです。
高血圧予防には血液をサラサラの状態にすること。
そのためには水分をしっかり補給してください。
しかし取り過ぎると、血液の量が増えすぎて心臓への負担がかかってしまいます。
これも血圧を上昇させる要因となりますので注意しましょう。

トマトジュース

高血圧予防にはトマトジュースがおすすめです。
それはトマトに含まれているカリウムのおかげ。
カリウムは、高血圧の原因となるナトリウムの排出を促す役割があるからです。
現代の日本人の食事はナトリウムが多いうえ、カリウムが不足しがちです。
これこそが、高血圧は日本人の国民病と言われる理由なのかもしれません。
トマトジュースには不足しがちなカリウムを手軽に補える飲み物です。
高血圧予防に効果的なトマトジュース、ぜひ無塩のものを選ぶようにしてください。

トクホ

高血圧に運動は影響する?

運動すると血圧は上昇します。
では高血圧の人は運動を避けた方がいいのでしょうか?
それは運動の種類によります。
運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動とは体の中に酸素を十分に取り入れ、筋肉を動かす運動です。
筋トレなどの無酸素運動は、酸素を使わず筋肉を動かす運動です。
この無酸素運動は瞬間的に力が必要となりますので、急激な血圧上昇を招く恐れがありますので危険です。
高血圧予防に向いているのは有酸素運動で、長く続けることで血圧予防に効果を発揮します。

高血圧の人のお風呂の入り方温泉やサウナは大丈夫?

入浴は疲れを癒し、リラックス効果の一つですが、高血圧の人にとっては一歩間違えれば危険な行為だとも言えます。
というのも、急激な温度変化は血管の収縮を招き、血流を悪くなって血圧上昇に繋がるからです。
特に寒い冬場や温泉は脱衣所と風呂場の温度差が激しいですので注意してください。
そしてもう一つ危険なのが、お風呂の温度設定です。
熱すぎる温度のお風呂やサウナに入ると、血圧の急上昇を招きます。
お風呂の温度設定は37度前後を目安に、ちょっと温いなと感じる程度が高血圧の人にとって最適な温度なのです。

高血圧の症状

明確な症状が出にくい高血圧ですが、高血圧のサインは体から発信されいます。
発信を見逃さないことが予防につながります。

ed

高血圧は正常な勃起を阻害する要因になります。
高血圧とは、常に血管に強い圧力がかかっている状態のことです。
血管の負担が大きいため、障害が起きたり、柔軟性が失われ、血液の流れも悪くなってしまいます。
そうなると、ペニスに血液が流れ込むことで起こる勃起にも悪影響を及ぼすのです。
勃起はペニスの海綿体という部分に血液が充満することで起こる症状ですが、血液が不足することで勃起に必要な硬さを得ることができなくなるのです。
これがEDです。
このようなことから、高血圧はEDを引き起こす最大の原因だと言えます。

息切れ・息苦しい・呼吸

息切れや息苦しさを感じたときは、高血圧のサインかもしれません。
高血圧になると、血管は常に強い圧力がかけられ、動脈硬化を引き起こします。
血流が悪化し、流れにくくなった血液を全身に送り出すためにはさらに強い圧力が必要になります。
心臓の負担はどんどん大きくなってきて心機能は低下しはじめます。
全身に酸素を供給する働きをする心臓の機能が低下することで、体は酸素不足の状態に。
これが息切れや息苦しさといった症状として現れるのです。

意識障害

脳の血管は血圧の変化に対して、収縮と拡張により血液の量を一定に保つ働きがありますが、この機能を超えるほどの激しい血圧上昇が起こった場合は脳圧が上がり、高血圧性脳症という病気を引き起こすことがあります。
この病気は症状が悪化すると意識障害を起こす場合もありますので、早急に血圧を下げる治療を行わなければなりません。
高血圧を簡単に考えて放置する人もいるかもしれませんが、このような危険な状態に陥るリスクも高いということも知っておきましょう。

いびき

高血圧の方に多い肥満。
肥満になると、内臓脂肪が多くなり、血液の流れが悪くなってしまいます。
それが、全身に血液を送る際に余分な圧力が必要になり、血圧上昇を招いてしまうのです。
そして肥満の人の悩みと言えばいびきです。
気道の周りに脂肪がつくことで空気の通り道が狭くなり、いびきが発生します。
いびきは高血圧の直接の症状ではなく、高血圧の人に多い肥満の人の症状なのです。
逆にいびきが高血圧を引き起こすこともあります。
いびきをかくことで、呼吸が正常に行われず、体は酸欠状態になってしまいます。
これが血圧上昇を招いてしまうのです。

首肩こり

首や肩周りの凝りでお悩みの方。
もしかしたら高血圧が原因かもしれません。
高血圧になると、血管は常に強い圧力がかかっているため、かなりの負担を受けています。
血管のしなやかさは失われ、次第に厚さが増してきます。
徐々に血管は細くなって血流悪化を招いてしまいます。
栄養や酸素を全身に届ける大事な役割を担っている血液が首や肩に正常に循環しないことで、乳酸や老廃物が溜まりやすくなり筋肉が凝り固まって痛みが生じてしまうのです。

嘔吐吐き気めまい立ちくらみ

高血圧の症状に嘔吐や吐き気が挙げられます。
これは高血圧による血流の悪化が耳になる三半規管で起きたと考えられます。
血圧が上昇した状態が続くと、血管には強い力がかかり、それに抵抗しようと血管の内側は厚さを増してきます。
そのため、血管は細くなり、血液の流れが滞ってしまうのです。
三半規管は並行感覚やバランスを保つ役割を担っていますので、その働き低下することで、嘔吐や吐き気をはじめ、めまいや立ちくらみなどの症状も現れてくるのです。

発熱・発汗・暑がり・のぼせ

エストロゲンは女性の健康を守ってくれる大切な女性ホルモンです。
しかし加齢とともに分泌量がどんどん低下し、自律神経も乱れだしてきます。
これが血圧上昇に繋がってしまい、更年期高血圧を引き起こすこともあります。
更年期に起こりやすい症状として発熱や発汗、その他急に暑がりになったり、のぼせる感じがするなどがあげられます。
このような症状が現れたら、自律神経が乱れ出しているサインであり、更年期高血圧を引き起こしている可能性もありますので注意が必要です。

倦怠感

高血圧の症状として倦怠感があります。
これは高血圧により心臓の機能が低下していることが理由です。
高血圧というのは、心臓は正常なとき以上に強い力で血液の循環をおこなっている状態です。
ただでさえも心臓は24時間休む暇なく働き続けています。
それに加え血圧が高い状態が続くと、心臓の負荷は大きく、心臓の機能が低下する心不全を引き起こしてしまいます。
心不全になると、全身の筋肉に十分な血液が届かなくなることで倦怠感が生じるのです。

寒気

高血圧の症状として体の火照りやのぼせなどが現れることがありますが、全く逆の寒く感じることもあります。
これは高血圧により血流が悪くなったことで起こる狭心症の症状なのかもしれません。
狭心症は高血圧の合併症として起こりやすい病気の一つです。
そして悪化すると心筋梗塞という命にかかわる病気になるケースも少なくありません。
ですから、日ごろから血圧が高い人が寒気を感じる場合は、狭心症を疑ってみる必要があります。

背中の痛み

高血圧になると、さまざまな合併症を引き起こすことがあります。
その中でも命にかかわる危険性の高い病気が心筋梗塞です。
これは高血圧により血流が滞ることで、心臓が酸欠状態になり心筋が壊死しはじめる病気です。
心筋梗塞の症状の一つに背中の痛みを感じることがあります。
背中全体が圧迫されるような鈍痛です。
高血圧の人がこのような痛みを感じた場合は、心筋梗塞の前兆かもしれませんので、すぐに医療機関を受診しましょう。

鼻血

鼻をほじくったわけでもなく、怪我したわけでもなく、いきなり鼻血が出るというのは高血圧が原因かもしれません。
高血圧になると、常に血管には強い圧力がかかっている状態です。
血管は柔軟性を失い、もろくなり破れやすくなります。
これを動脈硬化と呼びます。
その動脈硬化が鼻の毛細血管でも起こり、出血が起こってしまうのです。
動脈硬化は全身でも起こる可能性があり、脳で起これば脳梗塞、心臓で起これば心筋梗塞など、命にかかわる危険性の高い病気につながります。
血圧が高い人の鼻血は、動脈硬化のサインなのかもしれません。

不整脈

血圧が高いということは、心臓が常に強い力で血液を全身に送り続けている状態です。
そのため心臓の負担は大きく、疲れが溜まり、機能が低下してきます。
これを心不全といいます。
本来心臓の筋肉は、収縮と拡張を一定のリズムで繰り返し、血液を全身に送っていますが、心不全の状態になるとリズムが狂ってしまう不整脈が起こりやすくなるのです。
つまり、血圧が高めの人に不整脈が見られるということは、心不全を起こしている可能性があるということに繋がるのです。

浮腫むくみ

血圧が高めの人に見られる症状に浮腫みが挙げられます。
これは高血圧による血流の悪化が原因です。
血液の流れが停滞するうっ滞という状態が浮腫みとして現れるのです。
また高血圧の危険因子、塩分の取り過ぎも浮腫みの原因になります。
血液中の塩分が多くなると、喉が渇き、体は水分を欲しがります。
これは濃くなった塩分濃度を薄めるために、体が血液中の水分を取り込み一定に保とうとするためです。
その際血管から水分がしみ出てしまい、これが浮腫みとして現れるのです。

高血圧を悪化させる食べ物

甘いもの・お菓子

お菓子 “塩分を控えているのに高血圧が改善されないのは、甘いものの食べ過ぎ、糖分の過剰摂取が原因かもしれません。
血液中の糖分が増えると、ドロドロした血液になり、血流の悪化を招いてしまいます。
血流が悪くなると、心臓は血液全身に送り出す際に、どうしても強い圧力が必要になるため、血圧が上昇するのです。
高血圧は塩分のことばかり注目されがちですが、実は糖分も血圧を上げる危険因子なのです。
塩分と糖分を控え、バランスのよい食生活が高血圧予防にもっとも重要だといえます。

辛いもの

辛い料理は高血圧の原因となります。
辛いと言っても塩辛い料理です。
高血圧の大敵は言わずと知れた塩分ですから、血圧を改善させるためには減塩を心がけなければなりません。
では香辛料による辛さはどうなのでしょうか?
意外にも唐辛子は血圧を下げる作用があります。
これは唐辛子の成分であるカプサイシンに血管を改善させる作用があるからです。
また、香辛料を使うことでうま味が増し、塩分を控えることが可能になりますので結果的に高血圧予防にも繋がることになります。

コンビニ弁当・惣菜

4時間いつでも利用できる気軽さでついつい利用したくなるコンビニ。
そこで売られているお弁当やお惣菜は、高齢者や一人暮らしの方にとってはありがたい存在ですが、血圧の上昇を招く危険性があります。
それは皆が美味しいと感じられるよう、濃い味付けになっていることと、栄養バランスが悪いことが原因です。
血圧上昇の危険因子となる塩分は思っている以上に使われています。
また高血圧の予防となる野菜が不足がちになってしまいます。
近年、高血圧患者が急増している背景には、こうした手軽に満たされる食事があるのかもしれません。

漬物・ぬか漬け

最高のご飯のお供、それは漬物ではないでしょうか。
自分で漬物を漬ける人、ぬか床をもっている人も多いことでしょう。
そんな日本人の大好物である漬物ですが、血圧が高めの方は避けなければいけない一品でもあるのです。
というのも漬物は保存食であるため、かなりの量の塩が使われています。
塩は高血圧にとって最大の敵です。
漬物は少しの量で、一日分の目標塩分摂取量を占めてしまうほどです。
漬物の代わりに酢漬けやマリネはいかがですか?
酢には血液をサラサラにする効果がありますので、高血圧の予防にも繋がります。

即効で下げる!応急処置

ツボ

体にはさまざまな場所にツボがあり、そこを押すことで体の調子を整える効果が期待できます。
後頭部の生え際から耳に向かって押していくと、左右に凹んだ部分があります。
風池と呼ばれるツボで、血圧を下げる効果があります。
ここを親指で5秒押し、5秒緩める。
これを数回繰り返して行ってください。
強さは痛気持ち良い程度です。
血圧が下がるだけでなく、脳の血流も良くなりますので頭がすっきりし、頭痛や眼精疲労の改善にも効果的です。

献血を上手に利用

献血を上手に利用して血圧管理 “血液の量が増えると、心臓は一度に多くの血液を送り出そうと強い圧力をかける為、血液の上昇を招いてしまいます。
逆にいえば、血液の量が減ると心臓は強い圧力が必要ないため、血圧は下がります。
よって献血をするということは、血圧を下げる効果が期待できるということになるのです。
また新しい血を作ることで、新陳代謝が高まり、血液の循環が良くなるとも言われています。
そして献血をする前に血液検査を行いますので、体の健康状態を知ることができます。
献血は人助けだけでなく、自分にとっても大きなメリットがあるのです。